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EN 61000-3-2の修正版A14が批准

Issue 12
2000年10月23日作成/12月15日加筆

2000年10月12日付けで発行のCENELEC PRESS RELEASEによれば、電源高調波規格であるEN 61000-3-2:1995に対する修正版A14が、10月04日に行われたCENELEC Technical Board Meetingで批准されたことを報じています。この結果、移行期間に関する各日付が以下のように決定しています。

Date of ratification (批准日)
2000-10-03
Date of announcement (通知日)
2000-12-01
Date of publication (発行日)
2001-01-01
Date of withdrawal (撤回日)
2004-01-01

また、この修正版A14は、EMC指令の調和規格としてEC官報に告示されるよう、各国の国内委員会が迅速な対応をするとしています。
修正版A14は、現時点では未だ発行されていませんが、10月25日に確認した限りでは、既にCENELECのDirectoryに発行済み規格として掲載されています。A14の発行により、2003年12月31日までは、A14を含まない現行の規格 (EN 61000-3-2:1995+A1:1998+A2:1998) の適用と、A14を含む規格 (EN 61000-3-2:1995+A1:1998+A2:1998+A14:2000) の適用の2通りが共存することになります。そして、2004年01月01日以降はA14を含む規格のみを適用しなければなりません。

なお、ここでご紹介しているA14ですが、規格としては発行されていても、EC官報で告示されない限り、EMC指令の第10条1の手続き (事故宣言) は適用できませんのでご注意下さい。官報告示前に使用する場合は、第10条の2の手続き (TCFルート) になります。

2000年12月14日付けのEC官報にて公表されました。詳しくはこちらをご覧下さい。(2000年12月15日追加)
EN 61000-3-2:1995に対するA14:2000の概要は以下のとおりです。

1) 装置のクラス分類が以下のように変更になります。

Class A
平衡三相機器、クラスDであると決定された機器を除いた家庭用器具、携帯工具を除いた工具、白熱灯調光機、オーディオ機器、他の3つのクラスの1つに分類されない機器
Class B
携帯工具
Class C
照明器具
Class D

規定の方法に従って求めた電力が600W以下の下記の機器
・パーソナルコンピュータとそのモニター
・テレビジョン受像器

2) クラスDの電力は、それぞれのDFT Time Windowごとに、1.5秒で平滑化された有効電力を測定し、観測期間中のその最大値で決定すること。
3) 自動あるいは手動のいずれであっても、装置が動作を開始するとき、および装置が動作を停止するときの当初の10秒間のスイッチング・イベント時は、高調波および入力電力ともに評価の対象外とする。
4) 下記の4種類の機器の動作に対する観測期間Tobsが考慮されて規定されている。

機器の動作のタイプ 観測期間
Quasi-stationary 規定の再現性の要求を満足するための十分な観測期間
Short cycle (Tcycle=2.5min) 規定の再現性の要求を満足するため、Tobs>=10cycles (reference method)、あるいは十分な観測期間、あるいは同期
Random 規定の再現性の要求を満足するための十分な観測期間
Long cycle (Tcycle>2.5min) 装置のプログラムサイクルすべて (reference method)、あるいは製造者により考慮された、最大の高調波が発生する動作期間など、代表的な2.5分間の期間

5) 照明器具を除いて、定格電力が75Wを下回る機器の限度値に関しては、将来の修正版で定義されるとしている。この値は、将来、国内委員会の承認のもとで50Wに引き下げられる予定です。
6) 以下の機器については、将来の修正版で規定される予定です。

なお、A14に対する弊社の今後の対応ですが、測定器も含めて現在調査中ですので、今しばらくお待ち下さい。決定次第、追ってご案内申し上げます。


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