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4月1日付けで「VCCI規約・規定類」が改訂されます

Issue 6
2000年03月30日

去る3月29日、規格振興会館にてVCCI技術説明会が開催され、VCCI規約・規定類の改定案が発表されました。ここではその概要についてご案内します。なお、詳しい情報については、VCCIホームページへアクセスするか、VCCI事務局へ直接お問い合わせ下さい。

広帯域アンテナを用いたサイトアッテネーションの追加を伴う改訂

現行のVCCI技術基準 (V-3/99.05) では、サイトアッテネーションの評価には、半端長ダイポールアンテナおよび短縮ダイポールアンテナの使用しか認めていませんでしたが、今回の改訂により、今後はCISPR 16-1:1993で規定されている広帯域アンテナを用いたサイトアッテネーション測定が認められることになります。
仮に、広帯域アンテナを用いて測定したサイトアッテネーション値が、許容される偏差を超えた場合は、その周波数に対してダイポールアンテナを用いて測定し、その適合性を判断できることになります。

適用開始: 2000年04月01日〜
技術基準: V-3/2000.04

市場抜取試験に関する規定の改訂

現行の市場抜取試験に関する規定 (V-7/99.05) に対して、おおむね以下のような修正が行われた。

適用開始: 2000年04月01日〜
技術基準: V-7/2000.04

測定設備等登録に関する書類の記入要領の改訂

現行の測定設備等登録に関する書式の記入要領 (V-11/99.05) が改訂された。従来の書式に対して、アンテナの校正方法および送受信アンテナのエレメント間の距離を記述する欄が追加された。変更される書式は次の2とおりである。

適用開始: 2000年04月01日〜
技術基準: V-11/2000.04

その他の情報

これ以降の内容は、今回のVCCI規約・規定類の改訂ではありませんが、説明会の席で公表された情報です。

CISPR 22 第3版 (1997年版) の国内答申について

2000年01月に、電気通信技術審議会より「情報技術装置からの妨害波の許容値と測定法」に関する一部答申が出され、VCCIはこれをもとに、本年10月頃を目処に技術基準の改訂作業を行う予定であるとのこと。本答申がVCCI技術基準に取り組まれる場合、その内容に調和して、次のような内容となることが予定されている。

  1. 通信ポートの伝導コモンモード妨害波の許容値
    ・2003年03月31日までに初めて製造された新規設計の装置→許容値は非適用
    ・2003年04月01日以降、初めて製造された新規設計の装置→許容値どおり
  2. 電源ポートの伝導妨害波許容値 (150kHz〜526.5kHz)
    ・1999年03月31日までに初めて製造された新規設計の装置→許容値は非適用
    ・1999年04月01日から2001年03月31日までに初めて製造された新規設計の装置→許容値+10dB
    ・2003年04月01日以降、初めて製造された新規設計の装置→許容値どおり

通信のポートの伝導コモンモード妨害波測定法については、次のような変更がなされている。

放射妨害波測定における電源線インピーダンスの影響調査報告

測定データの相関性を悪化させる要因の一つである「供試装置に供給する交流電源線のインピーダンス」について、実験結果が発表された。結論としては、現行の条件と比較し、EUT用電源の対地間インピーダンスを規定すれば、サイト間相関性は改善されることが明らかになった。しかし、それでもなお、サイト間の偏差は約10dB存在する。

通信ポート伝導妨害波の測定に関する実験結果報告

ISN, CDN, T-NETWORKを用いての通信ポート伝導妨害波測定の実験結果報告が行われた。報告は次の項目について行われたが、詳細は割愛する。

アンテナ校正に関するガイドライン (暫定版)

VCCIのアンテナ校正検討WGで作成された「アンテナ校正に関するガイドライン」が配布された。配布されたものは「暫定版」である。正式版の発行時期については言及されていないが、アンテナ校正に悩む関係者にとっては、速やかな発行が望まれるところである。


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